ホームページの制作で行われる「コーディング」。それって一体何をしてるの?
こんにちは、福岡のホームページ制作シンス株式会社の越水です。
ホームページの制作者はパソコンの前で過ごす時間がとても長いのですが、他業種の人からすると何をしているのか理解しづらいことが多いです。
「1日パソコンの前に座って楽そうだよね。」と思われることもしばしば。
でも実は、ホームページ制作って地道な作業を避けては完成まで辿りつけない、労働集約的な工程の積み重ねなんですよね。
目次
ホームページ制作の中でも特に裏方的な「コーディング」の工程
ホームページ制作がWeb業界以外の方にとってこれほどまでに理解しづらいのは、Webサイトの仕組みやプログラミングの知識に触れる場面が日常生活ではまずないからです。
私自身、この仕事を始める前までパソコンでやることと言えば、エクセルやワードなどの文書作成ソフトを使うかネットサーフィンするかくらいでした。
しかもインターネットで当たり前に見ることができるホームページ、どうやって作られているか意識することなんて全くなかったのです。
大まかなホームページ制作の流れを把握する。
ざっくり言ってしまうとホームページ制作は3つのパートに分けられます。
- 企画・設計を行う導入パート
- 実際にデザインや構築を行う制作パート
- コンテンツ更新やサイトメンテナンスを継続的に行う運用パート
デザイナーやプログラマーがメインに制作を進める制作パート、そのなかでも特にわかりづらいのはデザインを実際にWebサイトとして構築していく「コーディング」と呼ばれる工程です。
デザイナーの仕事は出来上がったデザインが目に見えるので比較的理解しやすいのですが、コーディングで制作するHTMLやCSSというファイルは普通にホームページを見ているだけでは表に出ることがないのでわかりづらいのです。
コーディングで制作されるファイルの中身を見てみよう
実は、コーディングで何が行われているかはホームページの「ソースコード」を見ることで把握することができます。

ブラウザでホームページを開いているときに右クリックのメニューから「ページのソースを表示」を選択してみましょう。(画像はGoogle Chromeを使用)

するとこのようなテキストの羅列が表示されます。これがコーディングの工程で制作されているHTMLというファイルの中身です。
制作パートでは他にもCSSやJavaScriptなど様々な言語でのWebサイト構築がされ、上記の画像と似たような記述が行われます。
コーディングを行うコーダーと呼ばれる制作者はこのようなテキストの記述を地道に手打ちで行っていきます。
コーディングにかかる手間はどれだけ?
ではその分量はどの程度のものでしょうか。
制作するホームページの内容にもよりますが、シンス株式会社のトップページの場合はおよそ2万2000文字による記述でHTMLが作成されています。
2万2000字というと400字の原稿用紙55枚分なのでなかなかの分量です。
もちろんコーダーはタイピング数を減らすツールを使ったり、繰り返しの処理を行うプログラミングを利用したりと制作の省力化を研究して仕事をしていますが、ホームページを1ページを制作するのにどれだけの手間がかかるかなんとなく理解して頂けるのではないでしょうか。
効率化には継続的な情報収集が重要。
また、そうした制作ノウハウは日々の情報収集や試行錯誤の結果であり、すぐに身につけられるものではありません。
コーディングが適切に行われないことには、検索の上位結果も出しづらいしホームページの表示も遅くなりかねません。
見栄えや使いやすさを決定づけるデザインと同じくらい、コーディングはホームページ制作に大事な工程なのです。
ちなみにHTMLやCSSのコーディングを行う人はコーダーやマークアッパー、またはマークアップエンジニアと呼ばれたりします。
以上、ホームページの制作で行われる「コーディング」についての説明でした。
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