【マーケティングの基本】顧客ターゲットの絞り込み方
こんにちは、福岡のホームページ制作シンス株式会社の越水です。
ホームページ制作においてマーケティング要素の整理はとても重要なステップです。
今回は、成果の上がるホームページをつくるために考えるべきマーケティング要素の中でも、顧客ターゲットの絞り込み方に焦点をあてて説明していきます。
目次
マーケティングをしっかり考えることがWeb集客成功において重要
ホームページ制作を依頼するにせよ、SNSを新しく始めるにせよ、Web集客をするにあたってはマーケティングをしっかり考えることが重要です。
マーケティングでは「何を(商品)」「誰に(顧客ターゲット)」「どのように(販売方法)」届けるかを定め、商品が売れていく仕組みをつくっていきます。
だから、この「誰に」という部分が重要。
顧客ターゲットを決めるということはホームページ制作、ひいてはWeb集客には欠かせないステップなんです。
顧客ターゲットを絞り込めていない人が意外と多い
ただ、実際にこの顧客ターゲットを考えてみると、意外とぼんやりとしたものになりがちです。
例えば、「うちの商品は若者がターゲットなので狙うべき顧客層は20代女性だ」という感じのターゲット設定。
「20代女性」だけの情報では顧客ターゲットとしてまだ間口が広すぎます。
もっと具体的な顧客像を描いて、絞り込んでいく必要があります。
今回は実際に私たちシンス株式会社の例をもとに、具体的な顧客ターゲットの描き方について説明します。
例:ホームページ制作会社のターゲット設定
私たちは福岡でホームページ制作をしている会社です。
我々のような小さな制作会社が、大企業と直接取引するようなことはそれほど多くはありません。
また、私たちは地元の企業様を支援させていただくことが多いので、顧客ターゲットを考えるときは「福岡の中小企業または個人事業主」といったところが出発点となります。
ただ、このまま「福岡の中小企業や個人事業主」といっても、まだ顧客像があまり具体的ではない感じがしませんか?
対象が広すぎるので、ここからもっと顧客ターゲットを絞り込みたいところです。
ターゲット絞り込みに使える切り口を考えよう
顧客ターゲット絞り込みのために考えられる切り口として例えば、BtoBの業種でしたら
- 業種
- 規模
- 悩みや課題
で絞り込んでいったりします。
業種による絞り込み
「業種」による絞り込みを例を挙げて説明します。
ホームページ制作会社ならば「病院やクリニック系専門」や「建築業界専門」というように、業種を絞った制作会社があったりします。
このように〇〇業種専門という形で訴えると、そのターゲット業種から「自分たちのことをわかってもらえる」「自分たちのビジネスについて理解してくれる会社」と感じてもらえて、相手に興味を持ってもらえるようになります。
規模による絞り込み
次に「規模」による絞り込みについても、私たち自身を例にして説明します。
私たちに寄せられるご相談は、ホームページ制作予算がおよそ100万円前後のご予算となることが多く、その予算感から逆算して、ターゲット企業のおおまかな規模をイメージしていきます。
そこから、「だいたい社員数10〜20名くらいの会社かな〜」という感じで顧客像が具体的になっていきます。
こうした顧客の予算感、または企業規模でターゲットを絞り込んでいく切り口は、商材によって根拠の立て方も色々ありますので自社にあったやり方を模索してみてください。
悩みや課題による絞り込み
最後に「悩みや課題」による絞り込みについて説明します。
ホームページ制作会社の場合、お客さまからのご依頼は大きく次の2パターンになります。
- 新規にサイト制作する
- すでにあるホームページをリニューアルする
この2パターンのなかでも、細かく分ければお客さまが抱える悩みは様々ですが、私たちは後者のリニューアルパターン、なかでも「現状のホームページで自社の魅力がうまく伝えられていない」という課題を抱えるお客さまをターゲットとしています。
「過去に社長の知り合いにホームページ制作を頼んだけど、いまいちうまくいかなかった……」
そんなお悩みのご相談をいただくことがわりと多いので、シンスではこうした経験を持つ方を典型的な顧客像として想定しています。
まとめ
いかがでしょうか?
「業種」「規模」「悩みや課題」に沿って顧客像を深堀りしていくと、だいぶ顧客ターゲットが具体的になりませんか?
私たちの場合、業種特化はまだしていませんが、単に「福岡の中小企業」とターゲットを定めるよりも、「社員数10〜20名程で一度ホームページ制作に失敗している福岡の会社」としたほうが顧客像が明確ではないでしょうか。
このようにして順番を踏まえながら考えていけば、顧客ターゲットを絞ることは難しくありません。
ぜひ時間をとって考えてみてください。
今回の内容はYouTubeでも説明してますので復習がてら見てみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた!