こんにちは!福岡でホームページ制作を行なうシンス株式会社の越水です。
Future Sync Vol.5 ~ 分野を超え、未来について語り合うトークイベント
先日ブログでもお知らせしましたが今回で5回目となるこのイベント、なんと今回で開催されるのは最後ということで「これは参加せねば!」と行ってきました。
【5/16(土)福岡大学】未来について語るITイベント「Future Sync vol.5」開催までカウントダウン!
それでは早速レポートになります。
目次
Future Syncのラストを飾るvol.5、会場は福岡大学
今回の会場は福岡大学、自宅からわりと近いので自転車で行ってきました。仕事の都合もありつつ15時くらいから遅めの参加になりました。

電車利用の場合は七隈線の福大前で下車して福岡大学に向かいます。

駅を出て10秒ですぐ大学入り口です。近い!

会場に入ると大学構内にFuture Sync会場への案内がずっと出ているので迷わず会場を目指します。方向音痴なのでこういう道案内、とってもありがたいです。

素敵なキャンパスですねー。

受付につきました。申し込み確認を行ってプログラム資料を受け取ります。

すでに多くの人がセッションが行われている各教室を行き来していました。
当日行われていたプログラムの一覧は公式サイトでも確認できます。実に多種多様な分野から登壇者が選ばれ、興味深いセッションばかりが行われていました。

セッションが行われる各教室の雰囲気はこんな感じ。学生時代を思い出す!

スライドも交えてトークが進められるのでしっかりとスクリーンも用意。みんな授業を受けに来ているみたい(笑

Twitterのハッシュタグは#futuresyncだぞ!(結局このハッシュタグが当日のTwitterトレンド入りしたとか)
今回実際に参加したセッションを紹介します。
当日は時間帯ごとに本当にどれに参加しようか迷ってしまうプログラムだったのですが、今回は私が参加したセッションの内容を書いておきますね。
映像屋プログラマーのお仕事「コーディング、だけじゃない!」 by 吉田真也さん
会場入りしてまず最初に参加したのが福岡の映像制作会社モンブランピクチャーズの吉田真也さんのセッション。
実際に制作した事例ごとに「映像制作会社におけるプログラマーの役割ってどんなことするの?」というお話しを聞かせてくださいました。
映像制作だけではなく様々な問題解決に貢献するプログラマーの姿
- プロダクションパイプライン(制作や処理の流れを整理したもの)を構築・検証し、自動化・効率化出来る部分に対応し処理コストを改善
- 特殊な上映環境テストのため、Ocurusと3Dテレビを用いた専用の確認ツールを開発
- インタラクティブなプロジェクションマッピング事例。ゲームロジックを構築し、外部機器と映像を連動させて制御
など、ただ映像制作をするだけではないプログラマーとしての役割をどう果たしたかを聞かせてくれました。
映像コンテンツの表現形態の進化
昔は映像というものはわりと受動的なコンテンツでしたが、今は「体験型」のインタラクティブな映像コンテンツも増えてきています。
そうした中で、多くのプログラマーが「表現」や「デザイン」の領域に踏むこんでいくことでより新しい表現を創り出されるようになるのではないか?という話が印象に残りました。
ひとつのレースが「宇宙に挑戦する者はいないか」と言った。 by チームHAKUTOさん
お次はGoogleが開催する宇宙開発レース「Google Lunar XPRIZE」に参加している月面探査チームHAKUTOのセッションに参加しました。
2012年にアメリカのオバマ大統領が「宇宙関連の開発は全て民間へ開放する」とコメントしたことでメガベンチャーの参入がすすみ盛り上がりを魅せる宇宙ビジネス。
その中で月面探査のチャレンジをしているHAKUTOの皆さんが「Google Lunar XPRIZE」の概要や宇宙開発に関する夢のあるお話しを聞かせてくれました。
チームHAKUTOが取り組む「Google Lunar XPRIZE」とは
- リンドーバーグの大西洋横断から着想
- 2016年までに民間資本で「探査機を月面で500m移動」と「HD映像を地球に送信」の課題をクリアするレース
- 賞金24億円。世界各国で16チームが参加
困難な課題へのチャレンジ
- ロケットやロボットの開発はハードウェアからソフトウェアへ
- 費用予算は全体で10億ほどのプロジェクト。SPACE Xによるロケット打ち上げにその半分くらい費用がかかる
- 打ち上げ荷重1kg削減で約1.4億円のコスト節約になる。軽量化はとても重要
- HAKUTOプロジェクトが成功すれば次は惑星探査、そして宇宙資源開発に乗り出したい
宇宙開発という大きなチャレンジに立ち向かうお話を聞いていると興奮してきますね!

実際に月へ打ち上げる予定のローバーも会場で見ることができました。これが月面を動く日がくると思うとワクワクします。
現在は多くのプロボノの協力やスポンサーの存在によって推進されているプロジェクト、応援したいという方はぜひWebサイトをご覧ください。
HAKUTO | 日本発、月面探査を目指す民間宇宙開発チーム
世の中をザワつかせる方法 by 眞鍋海里さん
最後に参加したのはWeb動画「雪道コワイ」などが話題になったコンテンツプランナーの眞鍋海里さんのセッションです。
これまで担当した数々のコンテンツ事例をあげながら、眞鍋さんの広告感などについて触れることができました。
広告は消費者に本当に届いているか?
- 広告は基本ウザいし、届かない
- 媒体や手段を問わず人が求めるものを作ろう
- ユーザーの時間や心の隙間を埋めるもの。ユーザーが使えるもの、機能するもの。ユーザーが得するもの。
- あらゆるコンテンツ、行為との24時間の奪い合い
- 広告のライバルは広告じゃない。ビートルズに勝てるか?食欲に勝てるか?睡魔に勝てるか?SEXに勝てるか?
- それらに勝てるのは「新しい体験の提供」
他にも「インプットはそれほど意識せず、あえて普通の(消費者目線の)状態を保つ」という意見や、「自分が感動した物の要素を分析する『クリエイティブ因数分解』」という考え方など、勉強になるお話しばかりでした。
今回も楽しかったFuture Sync。今までお疲れ様でした & ありがとうございました!

最後のセッションも終わり、イベントはいよいよ終わりへ。
参加者が続々と1つの会場へ集まり、最後は希望者によるLTとクロージングが行われました。
5回目を数えたFuture Syncは今回で運営自体が終わるということで、とても残念ですが最後のFuture Syncも大変楽しんで参加することができました。
事前告知や案内や進行、イベントの随所に見られた参加者への配慮は運営スタッフやボランティアの方々の尽力の賜物だと思います。
参加者申し込みは最終的に200人を超えたと聞いており、こうしたイベントに参加された人の多くがこの福岡という場所で同じ未来に向かって進んでいると思うと、いつか参加者同士の道が重なることは十分にあり得ます。
そんな時に何か面白いことが起こる種は、これまでのFuture Syncで蒔かれたのではないでしょうか。
今まで運営に携わってきたスタッフの皆さん、そして各回にボランティアで参加された方々、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました!
参考URL
- Future Sync Vol.5 ~ 分野を超え、未来について語り合うトークイベント
- Future Sync vol.5 デザイン系ツイート – Togetterまとめ
- シンクロする未来の余韻_Future Sync vol.5 | kotobato
- FutureSync@福岡大学 登壇レポート!
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