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フリーランスとしての働き方を振り返る9【ものづくりの世界で生きること】

via: http://finda.photo

こんにちは!シンス株式会社の越水です。

フリーランスとしての働き方を振り返るシリーズ9回目はフリーランスとして仕事をして考えてきた、ものづくりに対する仕事観について書きます。

自分の作品・成果物が新たな仕事を呼んできてくれる。

証券会社に勤めていた頃に上司によく言われた言葉があります。

仕事の報酬は仕事だ」と。 当時はピンときていなかったのですが、フリーランスとして独立して自分の実力で稼ぐようになってから、この言葉の意味がようやく腹落ちして理解できるようになりました。

良い仕事、良い結果を残すことを続けていれば、次の仕事は以前の仕事に呼ばれて自然とやってきます。

そして、私たちものづくりに携わる人間の良い仕事とは生み出した作品そのものです。

ものづくりの世界のルールはシンプル。

円滑なコミュニケーションや段取りの良さなど、仕事を進めるうえで必要な要素はたくさんありますが、クリエイターはやはり生み出した成果物が評価の中心になってきます。

ものづくりの世界はシンプルです。作ったものが良ければまた仕事がくる。そうでなければお客さまから次の発注がなくなるだけです。

正直、私も自分の至らなさで失注したり、リピートに繋がらないという経験は何度もあります。

しかしそこを嘆いていても始まりません。私に出来ることは、明日はもっと良いものを提供できるように研鑽を積み、手を動かし続けることだけです。

クリエイターの悩みは手を動かすことでしか解決しない。

とにかく学ぶこと、手を動かすこと。

これはものづくりに関わる人間にとって、とても大切な真実だと思います。

特に私のような、業界のなかで後発だった人間が、すでに先を走っている人たちと対等に渡り合おうとするのなら、とにかく人より1行でも多くコードを書くこと、1つでも多くの情報に触れることを日々続けるしかないと考えています。

良いものをつくりたい。そう思うなら作り続けて足掻くしかない。

「もっと良いものを作りたい。」そう思うと同時に、まずは思い描く理想と現実の自分とのギャップに立ち向かわなくてはなりません。

そのギャップを乗り越えるにはただひたすらに手を動かして、作り続けることしかないと考えています。

私の大好きな漫画に東村アキコさんが描いている「かくかくしかじか」という作品があります。

この作品には作者の東村アキコさんと恩師との日々が描かれています。

その恩師はことあるごとに主人公である作者に「描け」と呼びかけます。

引用:かくかくしかじか 1〜5巻

引用:かくかくしかじか 1〜5巻

描け、描け、描け。とにかく描け、と。

私は自分で「少しやる気が落ちているな」と感じる時、毎回この作品を読み返します。

「もっとカッコいいものを作りたい。」「もっとお客さまの役に立つものを作りたい。」いつでもそうした理想と自分の能力とのギャップに苦しみますが、この作品は「とにかく手を動かし続けること」の大切さを思い出させてくれます。

学び初めの段階でも、ある程度仕事が出来る様になった段階でも、常に現れる壁を乗り越えるには相応の量の手を動かさないと質が上がってこないと思います。

これはものづくりの世界の片隅で働く人間として、これからも大事にしていきたい考えです。

まとめ

ウェブ制作の分野は技術トレンドの移り変わりが激しく、変化に追いつくだけでもひと苦労の仕事ですが、それでも私はこの仕事に出会えて良かったなと感じています。

自分の手から何かが生み出されるのは楽しいですし、追い求めるクオリティには終わりがなく退屈することがありません。

今日よりも明日、明日よりも明後日と、常に良い仕事を残していけるように手を動かし行動し続けていきたいと考えています。

それではまた!

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