By: mkhmarketing
こんにちは。福岡のホームページ制作、シンス株式会社の越水です。
Facebookはすでに一般的なWEBサービスとして知られ、これまでは比較的WEBサービスの活用が遅れていると言われる中高年世代の方たちにも、熱心にFacebookに取り組まれる人が多いように実感します。
Facebookマーケティングやコンサルタントといった言葉もでてくるほど、ビジネス用途においても効果的なものだと意識されるようになりました。
今回はFacebookを自社でマーケティングに活用するときに認識しておきたいポイントをお話したいと思います。
目次
Facebookはコミュニケーションツール。販売情報は求めていません。
これだけ普及したサービスなのでビジネスに活かせないかと考えるのは当然なのですが、Facebookというツールの目的を見誤ってしまうとミスマッチを起こしてしまいます。
自社商品のPRに熱くなるあまり、Facebookページの訪問者に対して商品セールスの投稿ばかりを並べてしまうことは、このサービスの活用という意味ではかえって逆効果になりかねません。
Facebookは友達同士のコミュニケーションを楽しむためのツールであり、販売促進のツールではないということを認識しておかなければなりません。
いまや消費者にとって欲しい商品の情報を自発的に検索をしたり、Amazonや楽天といったショッピングサイトをみてレビューや価格の比較をするということは当然になっているのです。わざわざFacebookで自分のほしいインテリアの情報を求めたり、書籍のレビューを探したりということはありません。
利用者がこのサービスで求めていることは商品情報の提供ではなく人と人、または企業と人のコミュニケーションです。
つまり、コミュニケーションツールであるFacebook上でわざわざ商品PRや売り込みをすることは利用者の意識とのミスマッチを起こすことになるのです。
「役に立つ」「楽しい」「共有」を意識する。
それではFacebookをマーケティングやプロモーションに活用するときにはどのようなスタンスでいればいいのでしょう。
まずはこのサービスを利用している自分、もしくは友人がなぜFacebookを使うかを考えてみるといいと思います。
多くの人が「いいね!」ボタンを押すのはどのようなときでしょうか。
ほとんどのケースはその投稿が有益な情報であったり、面白い内容であったり、共感を覚えたときではないでしょうか。
利用者は自分の生活の出来事や学びを周囲の人間関係と「共有」したくてFacebookをします。
マーケティングに活用するのであれば、「共有」したくなる話題や学びを提供してあげることが重要になってきます。
価値のある話題を共有すれば多くの「いいね!」がつき、それだけ多くの人の目に触れるチャンスが増えます。
多くの人に投稿を読んでもらえれば、なかにはFacebookページのフィードを定期的にみてくれるファンも現れるでしょう。
販売より認知に向いているツールだと認識する。
お客さんが商品を購買するにいたるまで、いくつかの思考・感情のプロセスを通ります。
- まずは「こんな商品がある」という認知の段階。
- 「この商品は購入に値するか」という検討の段階。
- 「よし買おう!」と行動を起こす購買のアクション。
前述したように検討の段階における比較検証をインターネットで行うことはいまや当然の行動となっていますが、おそらくこの段階にいるお客さんはFacebookではなく他のWEBサイトに情報を求めるでしょう。
Facebookで達成すべき目的は「認知」のステップです。
「私たちはこんな活動をしています。」「私たちはこんなことを考えました。」ということに対する認知を通じて、自分たちの提供するサービスや商品に関心をもってもらう。
少し遠回りに感じるかもしれませんが、Facebookページに「いいね!」をしてもらえれば継続的なつながりを作れること、「いいね!」をしてくれたサポーターを通じてその友人関係にも自分を知ってもらえるチャンスが増えるので、取り組むべき価値があると思います。
よりダイレクトに商品説明をしたかったり、マーケティング上で求めてる属性にリーチしたい場合は、おそらくFacebookではなくほかのアプローチを考えたほうが良いと思います。
人間同士とのコミュニケーションとして不自然のないように振舞う。
Facebookは実際に会ったことがあるなしに関わらず、なんらかの人間関係がベースになっているサービスです。
基本的には「友達同士で楽しくコミュニケーション」が目的なので、そういったやり取りに逸脱しない利用をこころがけたいものです。
ホームページ制作はもちろん、ブログ・SNSの運用やコンテンツ企画もお任せください。